2024年某日EvernoteからOneNoteへ移行すると決めた3つの理由

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Evernoteを13年間使い続けたヘビーユーザーが、OneNoteへ移行することに決めた理由をまとめました。同じような悩みを抱えている方の参考になればと思い、備忘録がてら記事にしました。

 

本記事は、Evernote使用歴13年のSiSOがOneNoteへ移行しようと決意してからOneNoteをEvernote風にするところまでの過程を備忘録にしたものです。
記事最後に超関連記事のリストがありますので、よかったら参考にしてくださいね!

Evernote大好きなヘビーユーザーがOneNoteへ移行する3つの理由

SiSOは、Evernoteがリリースされて間もない2009年1月21日よりEvernoteを使い始め、ノート数は約25,000、ローカルファイル容量は約9GBというヘビーユーザーです。

しかし、このたび、EvernoteからOneNoteへ移行することを決意し、現在、移行期間中と言うことで、EvernoteとOneNoteを併用しています。

理由は、以下の3つです。

  • Evernote Ver.10シリーズになってから、同期が自動になり、いつ同期が完了するのかわからなくなった。
  • 100ノートぐらい一気に同期をする、分単位で時間がかかるし(ひどい時は数十分)、いつ同期完了したのかわからない。
  • 大量にノート削除や移動を行うと、アプリが終了しなくなる。

EvernoteがVer.10シリーズになってからかなり時間が経過していますが、何か月か前のアップデートでローカルファイル保存形式ががらっと変わったようです。

そのせいか、2024年になったばかりころ、急にEvernote Ver.6シリーズでサーバと接続できなくなってしまいました。不思議なことに、お出かけ用PC(Surface Pro 7)のEvernoteだけはVer.6シリーズでも同期できるのですが、他の2台のPCは、Evernote Ver.10シリーズに更新しないと、同期どころかサーバとも接続できません。

 

Evernote Ver.6シリーズを使い続けていた3つの理由

あ、ちょっと何でEvernote Ver.6シリーズを使い続けていたのかだけ説明しておきます。理由は以下の3つです。

  • 全ノートをローカルファイルにダウンロードしてくれるので安定感がある。
  • ノートの文字数がリアルタイムに表示される。
  • 同期タイミングを選ぶことができる。

「同期タイミングを選ぶことができる」のはSiSOにとってとても重要で、「タイミングが選べる」というより「同期が終わったことが明確にわかる」というところがポイントです。

また、地味にありがたかった「ノートの文字数がリアルタイムに表示される」というのは、ブログの元ネタを書きしたためておくのに非常に便利な機能です。

何度かEvernote社に改善要望を送ったのですが、「今の所、開発の予定はありません」という返事ばかりでした。

そうそう、Evernote Ver.6では、同時に2つのEvernoteを別アカウントで起動できました。あれも地味に便利でした。これも要望を出したのですが、「今の所、開発の予定はありません」という返事でした。

 

正直、EvernoteはOneNoteより使いやすい

「有料プランならば」という前置きは付きますが、今の所、EvernoteはOneNoteより使いやすいです。

超便利なタグ管理機能

一番大きな理由は、「タグ」機能です。

Evernoteは、複数のタグをノートにつけることができます。

例えば、料理のレシピをEvernote、またはOneNoteで管理したとします。

「シチュー」のレシピをノートに保存した時に、そのノートに「シチュー」と「ジャガイモ」というタグをつけることができます。

そうすると、「クリームシチューのレシピ」と「ジャガイモを使った料理のレシピ」という管理をすることができます。しかも、タグは階層化できるので、料理別のタグ階層と食材別のタグ階層で管理することができます。

ちょっとテキストでわかりにくいですが、以下の様なイメージで管理することができます。以下の2つの「クリームシチュー」は、同じノートになります。

+煮込み料理
 +シチュー-「クリームシチュー」
 +肉じゃが
 +カレー
 +ポトフ
+食材
 +豚肉
 +牛肉
 +人参
 +じゃがいも-「クリームシチュー」

OneNoteの場合、「ノートブック」-「セクション」-「ページ」という管理をしますので、上記のような管理ができません。

OneNoteより優秀なEvernoteのWebクリッパー

Webクリッパーとは、ブラウザの拡張機能で、現在、表示されている情報をEvernoteに取り込む機能です。同じ拡張機能はOneNoteにもあります。
今の所、Webクリッパーは、Evernoteの方が圧倒的にOneNoteより綺麗にブラウザに表示されている情報を取り込んでくれます。
また、OneNoteのWebクリッパーはEdgeとChromeだけですが、Evernoteは、SiSOの大好きなFirefoxにも対応しています。

ノートを独立したウインドウで開くことができる

これもOneNoteではできません。正確には、「OneNoteでは、ページだけを別ウインドウで表示できない」ということになります。OneNoteを同じアカウントで複数起動することはできるため、似たような使い方はできるのですが、ノートパソコンの画面1つではちょっときついです。

PDFファイルをノート内で表示できる

Evernoteは、PDFファイルをノート内でそのまま表示できます。
一方、OneNoteの場合、PDFファイルをページに添付するのが基本、そのままページで表示させたい場合、画像ファイルとして扱われます。これはかなりEvernoteの方が強いです。
後は、画像ファイルの扱いとかもEvernoteの方が忠実な気がします(記憶)。

 

Evernoteの無料プランのひどい制約

そんなわけで、これまで、数々の改悪を繰り返してきたEvernoteですが、「同期が完了しているかどうかわからない」という点を除けば、有料プランでも使用する価値があると思います。

ちなみにEvernoteの無料プランは、改悪を続けて現在、以下のようになっています。

  • 使用できる端末は2台まで
  • ノートブックは1つまで
  • ノートは50まで

ほとんど「お試し無料サンプル化粧品よりひどい」という感じで、正直、使い勝手がわかる程度で、検索能力の評価などはできないレベルです。

端末数は、WEBブラウザも含まれるので、デスクトップでEvernote使用、スマートフォンでEvernote使用している時に、同期処理がうまくいかなくなってWebブラウザでEvernoteにアクセスしようとすると、イチイチ端末解除の設定をしてやる必要があります。

しかも、頻繁に端末設定を変更していると、エラーが出ることもあります。

SiSOの場合は、現在、Evernoteは有料プランなので上記の問題はありませんが、2016年に端末制限仕様が追加された時に端末切り替えの問題に悩まされ、有料プランにしました。

 

Evernoteの機能は有料でも価値のあるアプリだけど…

そんなわけで、機能的にはOneNoteよりも高く、有料プランでも使い続ける価値のあるEvernoteですが、不満がどんどん溜まってきたのと、来月、Evernoteの更新月ということで、思い切ってOneNoteに移行することにしました。

以前も一度、OneNoteに移行しようとしたことがあるのですが、今回は本気で移行します。ちなみにOneNoteは無料で5GBまで使用することができます。まあ、Webクリッパーで高解像度な画像が多いWebサイト情報を取り込まなければ大丈夫でしょう。

おっと、ところでOneNoteの方が優れている部分もあります。それは、ノートブックのファイルがわかれていることです。

Evernoteにも「ノートブック」という単位でノートを管理する機能はありますが、中身は1つです。単に「タグ」が付いているのと同じ状態ですので、15,000ノートを超えた辺りから、顕著に検索速度が遅くなってきました。

ところが、OneNoteは、ノートブックは実際にファイルがわかれているので、ページ(OneNoteではEvernoteで言うところのノートをページと呼びます)が増えてきたら、ノートブックをわけることができます。

情報の管理方法次第ですが、まあ、パソコン設定のネタを調べている時に、料理レシピまで検索してくれる必要は無いと思いますので、これだけはOneNoteの方が優れています。

しかもファイル容量5GBまでは無料で使用できます(OneDriveに保存した場合。但し、他のデータをOneDriveに保存すると圧迫されます)。

 

EvernoteからOneNoteへ移行すると決めた6つの理由

ということで、結論です。EvernoteからOneNoteに乗り換える6つの理由です(3つ増えています)。

  • Evernote Ver.10シリーズになってから、同期が自動になり、いつ同期が完了するのかわからなくなった。
  • 100ノートぐらい一気に同期をする、分単位で時間がかかるし、いつ同期完了したのかわからない。
  • 大量にノート削除や移動を行うと、アプリが終了しなくなる。
  • 無料プランに戻った時、端末数が2台に制限され、ノートブック、ノートの追加ができなくなる。
  • ノートブックをわけても実際のデータベースはわかれていないので、検索速度は向上しない。
  • Evernote Ver.10になってからノートの文字数が表示されなくなった(これはOneNoteも同じ)。

というわけで、今後、EvernoteからOneNoteへのデータ移行方法、OneNoteのインストールやカスタマイズについての記事を追加していきます。お楽しみに。

実は現在、Evernoteのデータエクスポート、失敗しまくっています。さらに不満が高まっているという…。

 

 

今日の一言二言三言

 

象さんが やっぱりかわいい エヴァノート

できればもっと 安定してね

 

SiSOにとっては改悪方向に進んでしまったEvernote、あなたにとってはどうでしょうか?

 

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